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後発組ながらフラワーギフトの人気店の道を突き進む!(後編)

今日のECショップ:宅配花屋さん花RiRo

  • 会社名:株式会社リロスタイル
  • ショップ名:宅配花屋さん花RiRo
  • ショップ開業:2007年
  • 所在地:千葉県市川市
  • サイト運営責任者:高見路子さん
  • URL:http://www.hanariro.com/


花が大好きだった高見路子さんが「花屋さんになりたい!」という意思のもと、花屋での修業などを経てオープン。現在は夫とともにショップを運営している。


「商品カテゴリ」「自店の特徴」など、様々な部分で"独自の工夫"をして、お客さんの購買意欲を高めているフラワーギフトの「インターネット宅配花屋さん花RiRo」。

その工夫は、まだまだたくさんあります。今回は「トップビジュアル」「PPC広告」などの取り組みについて、見ていきましょう。

トップページのトップビジュアルはフラッシュを活用

「花RiRo」のトップページにアクセスすると、まず目に飛び込んでくるのが「トップビジュアル」だ。

フラッシュを活用し、動きのあるトップビジュアルにしているのだ。そのサイズも大きい。

「『誕生日祝いに贈る』『法人様に贈る』『結婚祝いに贈る』などの商品カテゴリがスライドショーのように次々と変わるトップビジュアルを作りたかったんです。

クリックすれば、それぞれのページに飛ぶようにもしたかった。それにはフラッシュの活用が最適でした」

実は、ネットショップでは「SEO対策」などでマイナスに働くということもあり、フラッシュはあまり活用されていない。しかし、同店の高見さんは「それをカバーするだけの効果があると思っています」と話す。

「最近はiPhoneやiPad経由で買い物をするお客様も出てきています。これらのハードはフラッシュ非対応です。そこでiPhoneなどで閲覧した場合は、フラッシュは表示されないようにプログラムしています。こうした配慮をしていけば、お客様に迷惑がかかることもありません」

ところで、同店は「SEO対策」は基本を押さえるだけにとどめている。

「検索エンジン側が決めた『これをすれば上位に行く』という明確なルールが示されていない以上、あまり力を注いでも効果が出ず、時間を無駄にする可能性もあります。外部リンクを増やすなどの基本は行っていますが、それ以上はやる必要はないというのが、当店の方針です」

母の日では遅延を防ぐため、様々な取り組みを行う

「花RiRo」が、SEO対策にあまり力を注がないのには、もう一つ理由がある。「最適なキーワード」の追求が、まだまだ足りていないと考えているからだ。

「本当に売れるキーワードが分かれば、徹底的にSEO対策をしていく必要もあるとは感じています。でも、現時点ではまだ決め手となるキーワードに行き着いていないんです」

もちろん探求は続けている。ツールとして活用しているのが「PPC広告」だ。

「PPC広告で、いろいろなキーワードを試していますね。そうすることで決め手となるキーワードが見つかることを期待しています」

2007年12月の開店以来、同店では「年間イベント」での販促活動に力を注いできた。なかでも、多くのお客さんで賑わうイベントといえば、もちろん「母の日」である。気を付けているのは「遅延」だ。

「まず、販売する上限数をあらかじめ決めています。1つでも多く売りたい気持ちはありますが、少人数(6人)で、あらゆる作業を行っているため、できることには限界がありますから」

また、母の日に限り、発送日は「母の日までの○日間」という形で幅を持たせている。こうした取り組みをすることで、遅延をゼロにしている。

商品の破損にも細心の注意を払っている。ポイントは「見栄えは良くしつつ、がっちり止める梱包」だ。

「お客様からちょっとした意見がメールで入ることもあります。そのときこそ改善のチャンスととらえています。スタッフが集まり、どうしたら二度と繰り返さないか方法を探っていきます。そうすることで梱包のレベルは確実に上がっていると思っています」

競合他店も数多い、フラワーギフト関係のネットショップ。しかし「花RiRo」の取り組みを見ていくと、いくら競合が多くても、オンリーワンの存在になることは十分可能なことが分かるはずだ。

取材:永峰英太郎

ネットショップオーナーが、「SEOマンセー論者」になってはいけない理由とは?

今日は、ネットショップとSEOの関係について一つお話をしておきます。

リロスタイルの高見さんのSEOに対する考え方は非常に共感できます。
なぜならば、SEOというのはそれ自体には何の意味もないからです。

つまり、SEO対策は、店舗の売り上げに貢献しなくては全く意味がないということ。
にもかかわらず、ネットショップオーナーさんの中にはSEOの技術的側面の研究にのめり込み、まさしく「研究者」のように、様々なSEO手法をちまちまと実験することが楽しくなってしまって、はまってしまう人が少なくないからです。

確かに小資本の会社がSEOを考えるとき、自前でSEOを成功させられれば大きなコストカット&競争力になります。

しかし、SEO専門の会社を経営し、1000近い企業のネット集客を支援してきた立場から言わせて頂くと、やはり餅は餅屋に任せたほうが良いのです。

特に、ご自身がまだどのキーワードでSEO対策を行うべきか?どのキーワードが最も費用対効果をもたらすか?、効果的かということをデータとしてとれきれていないのに「とにかくSEOをやらなきゃ!」と焦ってしまうのは愚の骨頂。

そこでお勧めするアプローチが、高見さんのようにPPC広告をまず取り入れ、その中で一定期間以上のデータを収集し、自社のキーワードバリエーションや、キーワード事の流入数、成約率などを定点的に観測していくことです。

この科学的な視点抜きにもはや現代のSEO対策は考えられません。
(にもかかわらず、相変わらず「フィーリング」だけでこういった対策を行っているケースは後を絶ちません。別にそれでいいならいいのですが、正直言ってお金がもったいないですよ。)

そう考えていくと、マーケティングは、人を相手にするときは人間の持っている感情にフォーカスすべきなのですが、こういった統計データをもとに行う最適化作業においてはいっさい感情を排して、データをもとに行う『科学』の側面が同時にあるということがいえます。

これが、私が以前からずっと主張している「感性と理論の融合」ということ。

若干、解釈が難しいニュアンスなので、腹に落ちたか不安ですが、少しでもそのエッセンスを本日のケーススタディから感じて頂ければ幸いです。

原田翔太

今日のまとめ
  • ファーストビューを捉え、的確に顧客を誘導するナビゲーション目的のフラッシュはあり。(有名ECやモールも積極的に活用しています。)
  • スマートフォンなどのモバイルデバイス向けのインタフェイス開発は今後必須。
  • 自社にとっての「最適なキーワード」をデータ分析の結果割り出せていないのにSEO対策をするのは愚の骨頂。無意味&無価値。

unitedlinks(2010年11月18日 21:27)
テーマ: ウェブマーケティング工房 ECサイト構築 ショップ運営 集客 

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(有)ユナイテッドリンクスジャパン代表取締役 (株)ウィルゲート社外取締役 ほか、数社の経営の経営顧問及び協会理事職を 務める。1984年生まれの現在25歳。東京都出身。

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